こんにちは、ラパヘルMD です。
東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。
鼠径ヘルニアと腹腔鏡手術を中心に診療を行っています。
この記事では「メッシュ固定とタッカーの種類」について、外科医の立場から分かりやすく解説します。
■結論
メッシュ固定に使用されるタッカーには
・吸収性
・非吸収性(パーマネント)
があり、それぞれに特徴があります。
■メッシュ固定とは
腹腔鏡手術では、メッシュを適切な位置に固定することで安定した補強を行います。
その際に使用されるのがタッカー(固定器具)です。
■タッカーとは
タッカーは、
・小さなピンのような器具
でメッシュを固定する医療機器です。
ホチキスのようなイメージに近いですが、医療用に設計されています。
■吸収性タッカー
体内で徐々に吸収されるタイプです。
特徴
・最終的に体内に残らない
・異物感が少ない可能性
一方で、
・固定力は時間とともに低下
■非吸収性(パーマネント)タッカー
体内に残るタイプです。
特徴
・長期間安定した固定力
・しっかりとした補強
一方で、
・異物として残る
■どちらが良いのか
一概にどちらが優れているとは言えず、
・ヘルニアの状態
・患者さんの背景
・術者の判断
によって選択されます。
■固定方法はタッカーだけではない
現在では
・接着剤(グルー)
・固定しない方法
なども選択肢としてあります。
■患者さんが知っておくべきこと
重要なのは「適切な方法が選ばれているか」であり、
細かい器具の違いよりも全体の手術の質が重要です。
■まとめ
メッシュ固定には
・吸収性
・非吸収性
のタッカーがあり、それぞれに特徴があります。
最適な方法は個々の状況によって決まります。
■不安な方へ
「どの方法が良いのか」と迷われることもあると思います。
事前に説明を受けることで、納得して治療を選択できます。
まずはご相談だけでも問題ありません。
このブログでは、
鼠径ヘルニアや腹腔鏡手術について、外科医の視点からできるだけわかりやすく説明していきます。
これから手術を考えている方や、治療法で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
筆者:ラパヘルMD
消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医

