㉜なぜ鼠径ヘルニアの方が受診しないのか

初めての方へ(基礎・症状)

こんにちは、ラパヘルMD です。

東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。

腹腔鏡手術1000例以上の経験があり、

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)を中心に診療しています。

この記事では

「なぜ鼠径ヘルニアの方が受診しないのか」について、外科医の立場から分かりやすく解説します。

■結論

多くの場合、「不安」「誤解」によって受診が遅れていることが多いです。

■理由① 痛みが軽い

鼠径ヘルニアは

・違和感だけ

・軽い膨らみ

といった症状から始まることが多く、「まだ大丈夫」と考えてしまいます。

■理由② いつ受診すべきか分からない

症状が徐々に進行するため、

・受診のタイミングが分かりにくい

という特徴があります。

■理由③ 手術への不安

多くの方が

・手術が怖い

入院が大変そう

と感じています。これが受診の大きなハードルになります。

■理由④ 忙しくて後回し

日常生活の中で

・仕事

家庭

を優先し、受診が後回しになることも多いです。

■理由⑤ 高齢だから仕方ないと思っている

特に高齢者では「年齢的に仕方ない」と考え、受診を控えるケースがあります。

■放置によるリスク

受診が遅れると

・嵌頓

・腸閉塞

などのリスクがあります。突然悪化することもあります。

■受診のタイミング

以下の場合は受診をおすすめします

・膨らみを感じる

・違和感がある

徐々に大きくなっている

■患者さんにお伝えしたいこと

重要なのは

「早く手術すること」ではなく「状態を正しく知ること」

です。

■まとめ

鼠径ヘルニアで受診しない理由は

・症状が軽い

・手術への不安

・タイミングが分からない

などが多く、放置にはリスクがあります。

■不安な方へ

「受診するべきか迷う」という方も多いと思います。

状態を確認するだけでも、安心につながります。

まずはご相談だけでも問題ありません。

筆者:ラパヘルMD

消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医

タイトルとURLをコピーしました