こんにちは、ラパヘルMD です。
東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。
腹腔鏡手術1000例以上の経験があり、
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)を中心に診療しています。
この記事では「高齢者の鼠径部ヘルニア」について、外科医の立場から分かりやすく解説します。
■結論
高齢者でも手術は可能ですが、
・全身状態
・症状
・生活状況
を踏まえて慎重に判断することが重要です。
■高齢者の鼠径部ヘルニアの特徴
高齢者では
・筋力低下
・組織の弱さ
により発症しやすくなります。
また、徐々に大きくなります。
■放置してよいのか
症状が軽い場合でも、
・嵌頓(戻らなくなる)
・腸閉塞
といったリスクがあります。
そのため、完全に放置することはおすすめできません。
■手術のメリット
・根本的に治療できる
・緊急手術のリスクを減らせる
という点があります。
■手術のリスク
高齢者では
・心疾患
・呼吸器疾患
・全身状態
によってリスクが変わります。
事前の評価が重要です。
■手術しないという選択
すべての方に手術が必要なわけではなく、
・症状が軽い
・全身状態が不安定
などの場合は、経過観察となることもあります。
■判断のポイント
・症状の程度
・日常生活への影響
・全身状態
これらを総合的に考えて決定します。
■家族の方へ
高齢者の場合、ご本人だけでなくご家族の理解も重要です。
治療方針について一緒に考えることが大切です。
■まとめ
高齢者のヘルニアは
・手術可能だが慎重な判断が必要
・放置にはリスクがある
という特徴があります。
個々の状態に合わせた判断が重要です。
■不安な方へ
「手術できるのか」
「このままでよいのか」
迷われる方も多いと思います。
状態を確認することで、適切な判断が可能です。
まずはご相談だけでも問題ありません。
筆者:ラパヘルMD
消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医


