こんにちは、ラパヘルMDです。
東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。
1000例以上の腹腔鏡手術を経験し、鼠径ヘルニア手術(TAPP法)をLife Workとしています。
鼠径ヘルニア手術後に
「また膨らんできた」「再発ではないか」
と不安になる方は少なくありません。
この記事では、
術後にみられる水腫(セローマ)について解説します。
■術後水腫(セローマ)とは
手術後に、
体内に液体(組織液)がたまることで
一時的な膨らみが生じる状態です。
ヘルニアの再発とは異なります。
■なぜ起こる?
主な理由は
・手術でできたスペース
・組織の反応
です。
特に大きなヘルニアの場合にみられることがあります。
■どんな見た目?
・手術部位の膨らみ
・やわらかい
・押しても戻らない
ヘルニアと似て見えることがあります。
■どのくらい続く?
多くの場合、
数週間〜数か月で自然に吸収されます。
■対処法
基本的には
・経過観察
となります。
強い症状がなければ自然軽快を待ちます。
■注意が必要な場合
・急に大きくなる
・痛みが強い
・発赤や発熱
このような場合は受診をおすすめします。
■再発との違い
水腫は
・押しても戻らない
・徐々に改善する
のが特徴です。
■まとめ
術後水腫は
・よくある現象
・自然に改善することが多い
ため、過度に心配する必要はありません。
■患者さんへ
術後の膨らみは
不安に感じやすいポイントです。
気になる場合は、
遠慮なくご相談ください。
このブログでは、鼠径ヘルニア手術、TAPP法、腹腔鏡手術について臨床経験をもとに解説しています。
筆者:ラパヘルMD
消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医

