こんにちは、ラパヘルMDです。
東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。
腹腔鏡手術1000例以上の経験があり、
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)を中心に診療しています。
この記事では
「鼠径ヘルニア手術の入院期間はどれくらいか」について、
外科医の立場から分かりやすく解説します。
鼠径ヘルニアの手術を受ける際、多くの方が気になるのが入院期間です。
どのくらい仕事を休む必要があるのか、いつから普段の生活に戻れるのかは重要な問題だと思います。
現在、成人鼠径ヘルニア手術では日帰り手術から数日間の入院まで、
さまざまな方法が行われています。
入院期間は手術方法、患者さんの状態、施設の方針によって変わります。
従来の前方アプローチによる手術では、数日程度の入院となることが一般的でした。
一方、近年多く行われている腹腔鏡手術では、体への負担が少ないため、
入院期間が短くなる傾向があります。
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)「ラパヘル」の場合、
多くの施設では1泊2日から2〜3日程度の入院で行われています。
状態が良ければ翌日に退院できることもあり、比較的早く日常生活へ戻ることが可能です。
ただし、全ての患者さんが短期入院になるわけではありません。
高齢の方、持病がある方、大きなヘルニアの場合などでは、
安全のために少し長めに入院することもあります。
また、施設によっては日帰り手術を行っているところもありますが、
腹腔鏡手術では全身麻酔を使用するため、一定期間の経過観察を行う方が安全な場合もあります。
退院後はすぐに歩くことができ、軽い日常生活は可能です。
ただし、重いものを持つ、強い力を入れる、激しい運動などはしばらく控える必要があります。
仕事への復帰時期は仕事内容によって異なりますが、
デスクワークであれば数日から1週間程度、
力仕事の場合は2〜4週間程度を目安にすることが多いです。
入院期間は短くなってきていますが、安全に手術を受け、確実に回復することが最も大切です。
手術方法や入院期間については、担当医とよく相談して決めることが重要です。
このブログでは、
鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡手術について、外科医の視点から実際の臨床に基づいて説明していきます。
筆者:ラパヘルMD
消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医


