⑥ 鼠径ヘルニア手術の入院期間はどれくらいか

手術・治療について

こんにちは、ラパヘルMDです。

東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。

腹腔鏡手術1000例以上の経験があり、

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)を中心に診療しています。

この記事では

「鼠径ヘルニア手術の入院期間はどれくらいか」について、

外科医の立場から分かりやすく解説します。

鼠径ヘルニアの手術を受ける際、多くの方が気になるのが入院期間です。

どのくらい仕事を休む必要があるのか、いつから普段の生活に戻れるのかは重要な問題だと思います。

現在、成人鼠径ヘルニア手術では日帰り手術から数日間の入院まで、

さまざまな方法が行われています。

入院期間は手術方法、患者さんの状態、施設の方針によって変わります。

従来の前方アプローチによる手術では、数日程度の入院となることが一般的でした。

一方、近年多く行われている腹腔鏡手術では、体への負担が少ないため、

入院期間が短くなる傾向があります。

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)「ラパヘル」の場合、

多くの施設では1泊2日から2〜3日程度の入院で行われています。

状態が良ければ翌日に退院できることもあり、比較的早く日常生活へ戻ることが可能です。

ただし、全ての患者さんが短期入院になるわけではありません。

高齢の方、持病がある方、大きなヘルニアの場合などでは、

安全のために少し長めに入院することもあります。

また、施設によっては日帰り手術を行っているところもありますが、

腹腔鏡手術では全身麻酔を使用するため、一定期間の経過観察を行う方が安全な場合もあります。

退院後はすぐに歩くことができ、軽い日常生活は可能です。

ただし、重いものを持つ、強い力を入れる、激しい運動などはしばらく控える必要があります。

仕事への復帰時期は仕事内容によって異なりますが、

デスクワークであれば数日から1週間程度、

力仕事の場合は2〜4週間程度を目安にすることが多いです。

入院期間は短くなってきていますが、安全に手術を受け、確実に回復することが最も大切です。

手術方法や入院期間については、担当医とよく相談して決めることが重要です。

このブログでは、

鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡手術について、外科医の視点から実際の臨床に基づいて説明していきます。

筆者:ラパヘルMD

消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医

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