こんにちは、ラパヘルMDです。
東京都東部エリア(江戸川区周辺)の一般病院に勤務する外科医です。
1000例以上の腹腔鏡手術を経験し、鼠径ヘルニア手術(TAPP法)をLife Workとしています。
この記事では
「鼠径ヘルニアの手術は痛いのか」について、外科医の立場から分かりやすく解説します。
手術を受けるにあたって、
多くの方が気になるのが「痛みはどれくらいあるのか」
という点だと思います。
鼠径ヘルニアの手術でも、術後の痛みについて不安を感じる方は少なくありません。
現在、成人鼠径ヘルニア手術にはいくつかの方法がありますが、
近年は腹腔鏡手術が広く行われるようになっています。
腹腔鏡手術では小さな傷で手術を行うため、従来の方法と比べて術後の痛みが少ない傾向にあります。
腹腔鏡手術では、お腹に数ミリから1センチ程度の小さな穴を数か所あけて手術を行います。
筋肉を大きく切開しないため、体への負担が少なく、術後の回復も比較的早いのが特徴です。
特にTAPP法(経腹的腹膜前修復術)(ラパヘル)では、
体の内側からヘルニアの原因となる部分を補強するため、
前方から行う手術に比べて術後の違和感が少ないと感じる方も多いです。
もちろん、まったく痛みがないわけではありません。
手術後しばらくは傷の痛みや違和感が出ることがありますが、
多くの場合は痛み止めでコントロールできる程度です。
術後の痛みには個人差があり、体質や手術内容、ヘルニアの大きさなどによっても変わります。
また、どの術式であっても一定期間は違和感が残ることがありますが、
時間とともに軽くなることがほとんどです。
もう一つ大切なのは、
手術の方法だけでなく術者の経験も痛みに影響するという点です。
適切な剥離操作、メッシュの配置、固定方法などが丁寧に行われることで、
術後の痛みや違和感を少なくすることができます。
現在の鼠径ヘルニア手術は安全性が高く、術後の痛みもコントロールしやすい手術になっています。
過度に心配する必要はありませんが、
不安な点があれば手術前に担当医とよく相談することが大切です。
このブログでは、鼠径ヘルニア手術や腹腔鏡手術について、実際の臨床経験をもとに
外科医の視点から説明していきます。
筆者:ラパヘルMD
消化器外科・腹腔鏡手術を専門とする外科医
腹腔鏡手術1000例以上
日本ヘルニア学会所属 鼠径部ヘルニア修得医

